しろくま通信第148号(2021年2月15日発行)

2021-02-15更新

猛威を振るったコロナの第3波も、緊急事態宣言が功をなしたのか次第に落ち着いてきたようです。欧米は感染が広がり多くの犠牲者を出していますが、日本はそれに比べると多くないようです。
いったい何が違うんでしょうか。

日本人は、人と人との間に「距離」を取ります。これは相手が見知らぬ他人なのか、よく知っている人なのか、または家族なのかで大きく違ってきます。
またそこが屋外なのか、家の中なのか、満員電車の中なのかでも違ってきます。

この距離が「間」(ま)です。これは子供にはできません。
しかし、次第に身に着けていき、剣道や茶道に代表されます。この間の取り方が、コロナの感染を防いでいるのかもしれません。

渋谷に代表されるスクランブル交差点ですが、日本人ならだれともぶつからずにうまく通り抜けることができますが、このことは欧米人にとってはとても苦手で、ここが興味の対象となって日本の名所の一つです。

握手やハグをしないでお互いの間を取っていれば、感染も防ぐことができるのかもしれませんね。