しろくま通信第258号(2023年3月6日発行)
2023-03-06更新
漢方薬のお話
風邪に効くとされている漢方薬を紹介します。
今週は「小柴胡湯」(しょうさいことう)です。
風邪を引いて葛根湯では善くならず寝込んでしまったら、「小柴胡湯」。風邪を引いて3日くらいたち、寒いなって感じて布団をかぶると、なんか暑い。布団から出てしばらくたつとまた寒気が襲ってくるといった感じの時が、小柴胡湯の出番です。
これは風邪と綱引きをしているようなもので、ここで負けてしまうと、こじらせたと言ってしばらく寝込むことになります。
このころ「胸脇苦満」(きょうきょうくまん)と言ってみぞおちのあたりを抑えると痛みを感じます。これが、小柴胡湯を使用する目安となります。
※漢方には体の体質によって、同じ病気でも「合う・合わない」があります。
症状
- 暑さと寒さが交互にくる時
- お腹が弱い
- 口の中が苦く感じる
- みぞおちの辺りが痛く感じる
風邪を引いて数日して胸苦しい感じや、口の中が苦い、熱が
上がったり下がったりを繰り返すという時に。
➡『小柴胡湯」(しょうさいことう 』をおすすめします。
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