しろくま通信第257号(2023年2月27日発行)
2023-02-27更新
漢方薬のお話
風邪に効くとされている漢方薬を紹介します。
今週は桂枝湯(けいしとう)です。
葛根湯から、葛根と麻黄を取り除いた「桂枝湯」は、作用がずいぶん優しくなり、じんわり汗をかいて、体力がずいぶん落ちてきているところが服用の目安です。
桂枝湯には、桂皮(ニッキやシナモン)と生姜(しょうが)と大棗(たいそう)が含まれています。これを聞いただけで、身体を温めてくれて、気分をほんのりさせてくれるのがわかりますね。大棗はナツメのことです。
※漢方には体の体質によって、同じ病気でも「合う・合わない」があります。
症状
- 体力がないときのかぜの初期
- 胃腸が弱い
- 疲れやすい
- 風邪をひきやすい
胃腸を整えて、精神を安定させてくれます。風邪の峠は越えたけど、消化機能が衰えて体力が落ちたときに使いましょう。
➡『桂枝湯(けいしとう)』をおすすめします。
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