しろくま通信第256号(2023年2月20日発行)
2023-02-20更新
漢方薬のお話
風邪に効くとされている漢方薬を紹介します。
風邪の始まりが鼻水からくる方やアレルギー性鼻炎で鼻水が止まらないという方、水分を含んだ咳がでる方におすすめできるのが「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」です。
体を潤している水分の代謝が悪いと、鼻水や痰になって出てくるわけです。小青竜湯は水分を尿として、出して行きます。
トイレの回数が増えると思って下さい。夜中にトイレに起きてゆっくり眠れないようなら、服用量を減らしたり、夕方以降の服用を避けて朝方に寄せると良いでいしょう。
※漢方には体の体質によって、同じ病気でも「合う・合わない」があります。
症状
- 鼻かぜ
- アレルギー性鼻炎
- 鼻水
- 痰(たん)
- くしゃみ
- 咳
小青竜湯にも「麻黄」が含まれています。末梢循環を損ない、胎児胎盤系の血行障害を生じるとされていますので、鼻水などの症状が治まったらやめてしまっても良いでしょう。
妊娠している方には、おすすめできません。鼻水などに用いられるアレルギーの薬によくある副作用の「眠気や喉の渇き」が無いのが小青竜湯の長所です。トイレが近くなるかもしれませんが。
➡『小青竜湯(しょうせいりゅうとう』をおすすめします
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